【宿泊費ゼロ!】海外でローカルボランティア生活を体験しよう

こんにちは!
今回は意外と日本人が知らない、海外のボランティア エクスチェンジ システムについて。

海外旅行で観光地を忙しく駆け巡るのもいいのですが、なんちゃってリケジョは近年

「その時その場所にいるから経験できること」

現地の人との出会い」

を大事にしています。

リケジョ
カッコよく言いましたが、要は単に観光地を巡るだけの旅には飽きたってことです

お金がない。

けど海外でローカル生活を体験したい。

世界にはそんな私みたいな旅人にぴったりのマッチングシステムがあります。

それは

①WWOOF 

②HelpX 

③Workaway

の3つ!!

3つとも旅人がボランティアワークする代わりにアコモ(家)・ご飯を提供してもらえるというシステムです。初めて聞く人には???だと思います。

平たくいうと、居候先紹介システムです。

1日4〜6時間働く代わりに住む場所とご飯を提供するよ、という昔のご奉公みたいなものです。(え、余計わかりにくい?)

海外でのボランティアワークって言ったら

「発展途上国で学校建設のお手伝い」とか
「災害ボランティア」とか

そういうイメージが強いと思います。その場合、基本的には「ボランティアを受ける側」にメリットが大きいんですよね。(もちろん、ボランティアする側にも何事にも代えがたい経験は残ります!!)

ですが、この居候システムは滞在費を抑えたい旅人と助けが欲しい現地の人の双方にメリットがあります。

WWOOF、 HelpX、 Workwayのそれぞれについて

ではまず3つの居候システムの違いについてとメリットデメリットについて

①WWOOF(ウーフ)

・WWOOFとはworldwide opportunities on organic farmsの略で、一番歴史があります(1971年〜)

・WWOOFでボランティアする人をWWOOFer(ウーファー)と呼びます

・会費は登録する国ごとに異なるので、サイトをチェックしてください

◯メリット

・名前の通りオーガニックファームのみ登録されています。

・オーガニックファームで提供される食事はオーガニックでヘルシーであることが多い

リケジョ
私が会ったオーストラリアのWWOOF経験者はみんなご飯がヘルシーで美味しかった、と言ってました

×デメリット

・会費が高い(カナダだと50ドル/年)

・利用するにはその国のWWOOF団体に登録する必要がある

例)カナダとアメリカでWWOOFしたい→カナダとアメリカの両方のWWOOFに登録する必要がある

→つまり「世界各国旅したい!」という人には向いてないです

この会費が高いのはWWOOF本を出版してるからじゃないかなーと思うのですが。。。
てかこの時代に1年ごとに更新しなきゃいけない本を買う人がいるとか思えない

②HelpX(ヘルペックス)

・ヘルプエクスチェンジの略です。WWOOFがオーガニックファームステイに限っているのに対して、HelpXはファーム(オーガニック以外も含む)、アコモデーションビジネス(B&Bなど)、ホームステイなどいろんな形態のボランティアワークがあります。

・2001年創立

・HelpXでボランティアする人をHelper(ヘルパー)と呼びます

・会費は20ユーロ/2年です

◯メリット

3つの中で会費が一番安い

・WWOOFと違って世界中でボランティアワークができる

リケジョ
リケジョはHelpXユーザーです

×デメリット

・サイトのインターフェイスが古臭くて見にくい(2017年8月現在)

・サイトがスマホ対応していないのでスマホではさらに見にくい(2017年8月現在)

ちょっと改善してほしいなって思います。。。

③Workaway(ワークアウェイ)

・仕事内容はHelpXとほぼ同じ

・Workawayでボランティアする人をVolunteers(ヴォランテイーアズ) か Workawayers(ワークアウェイアーズ)と言います

・会費は29ドル/年

◯メリット

・WWOOFと違って世界中でボランティアワークができる

・使いやすいインターフェース(スマホ対応)で情報収集しやすい

リケジョ
スマホでも見やすい!!

HelpXだと国を最初に絞らないといけないのですが、Workawayは世界中のホストを一気に検索にかけることができるので、「ブルーベリーファームで働きたい」とかやりたいことがあって、国は決めていない時に便利です。

×デメリット

・HelpXよりも会費が高い

私は現在HelpXのみの登録ですが、会員期限が切れたら検索のしやすさ、サイトの見やすさなどからWorkawayに乗り換えようと思っています。WWOOFについては現時点ではメリットがないので、登録するつもりはありません。

ボランティアする側・される側のメリットデメリット

上記のシステムを実際に利用することによって感じたメリットデメリットについて
(ボランティアされる側についてはホストに聞きました)

ボランティアする側のメリット

私が実際にボランティアして「いい!!」と感じたことです

滞在費用を抑えられる

旅で必要な費用って主に

●移動費用(飛行機、電車、バスなど)
●滞在費用(宿泊費&食費)
●アクティビティ費用 (ツアーに参加する、美術館にいくなど)

だと思います。

そのうち滞在費用を抑えられます。
それってすごい節約になると思いませんか?

先進国の滞在費用のバカにならないこと。。。。
(バンフの夏はホステルのドミトリーでも60ドル以上しますから 泣)

ゆっくりと現地の生活を経験できる

現地の人と大抵同じ家に住むことが多いので、よくも悪くもディープなローカル生活が経験ができます。そして一緒に仕事したり、ご飯を食べたりすることも多い(私はそういうホストが多かった)ので仲良くなりやすいです。

Air bnb(以下 エアビー)との違いについて
エアビーも「現地に住む人の家に滞在する」という点は確かに同じです。ですが、私の経験上、エアビーはお金を払った「お客さん」として扱われるので、「友達」という関係は築きにくいかなって思います。

世界中の旅人と友達になれる

同じヘルパーとして働き、一緒にご飯を食べたりするので仲良くなります。

オーストラリアでホステルに住んでる時も友達はできました。が、自分から勇気を出して声をかけないとなかなか仲良くなれませんでした 笑 一緒に働いていると会話の機会も強制的に増えるし、仲良くなりやすいです。働いている時に旅情報の交換なんかもできるので、有意義!!

語学習得に効果的(その国の言語に限る)

私はオーストラリアとカナダでボランティアしましたが、ネイティブイングリッシュスピーカーばかりで語学習得にも効果があると感じました。

正直語学学校に行くよりも、効果的だと私は思っています。

オーストラリアにワーホリに来たことがある人なら1度は聞いたことがあるはず、 WWOOF!! (ウーフ) 1.WWOO...

ボランティアする側のデメリット

では次に私が感じたデメリットについて

ボランティア期間に融通が効かないことがある

これはホスト次第ですが、ホストによっては

「最低でも2週間〜」

「◯月×日から1ヶ月」

など指定していることがあります。

なので、1週間の短期滞在だと見つけるのが大変なことも。。。。

ホストによって当たり外れがある

これはエアビーや他の宿についてもあることですが、行ってみたら

リケジョ
思っていた生活と違ってた!

みたいなことはあります。

私も前回行ったところがパンチ効いてて早めに出ましたw

こんにちは! ウィスラーを出て、バンクーバーアイランドでWWOOF(ウーフ)したなんちゃってリケジョです。 今回で3回目のWWO...

またオーストラリアでメールでのやりとりをしたホストの中に性的な発言をする人がいたので、女性1人だとセクハラみたいなこともありえるかも、思いました。

ボランティアされる側(ホスト)のメリット

では次にホスト(現地でボランティアを受け入れる人)のメリットについて

人件費が発生しない

人を雇うのにはお金がかかります。が、ヘルパーを受け入れるのにお金は不要です。労働力を場所とご飯を提供することによって得られるってすごいお得!!

いろんな話をシェアできる

世界各国からヘルパーが来るので、いろんなバックグラウンドの人と交流ができる!!
自分は1箇所に滞在していても他の国についてや文化について話せるのって視野を広げるのにすごくいいと思います。また、ホストは話し相手がほしいってこともあるみたいです。

ホストのデメリット

ホスト(受け入れる側)のデメリットについて、ホストに聞いて見ました

ヘルパーによって当たり外れがある

いろんな国からヘルパーが来るというメリットは裏を返せばデメリットにも。

どんな人が来るのか未知。そもそも連絡して来た人が本当に来るのかも未知。

ドタキャンする人もいるし、
連絡なしに来ない人もいるし、
来ても何も言わずに出て行く人もいるし、
来てもちゃんと働かない人もいるようです。

受け入れる側も大変だなーって思いました。

居候システムを利用する上での注意事項

以下、海外で居候するのに気をつけるべき点をあげます。

1.就労許可(いわゆるワークビザ)が必要なこともある

オーストラリアやカナダは観光ビザでボランティは可能なのですが、ニュージーランドではワークビザが必要です。国によってビザ事情は異なるので、必ずチェックしてください!!

WWOOF JAPANのサイトにも

他の国では原則としてはワーキングホリデービザなど、労働が許可されているビザの取得が必要です。

と書いています。

実際はお金が発生しない分、結構グレーなイメージがあります。。。

2.自分で保険に入る

雇用されているわけではないので、ボランティア中の怪我・病気については自己責任だと思っておきましょう。

そしてもしホストが危険な仕事を頼んで来たら、断ってください。

3.ホストに対するレビューは必ずチェックしましょう

各サイトともホストはボランティアする側から評価されています。

新しいホストだとレビューはないですが、長くホストをやっている人だと大抵レビューがあります。「ここいいかも」と思うホストのレビューはよく読みましょう。

4.行きたいっと思ったら事前にホストにいろいろ聞きましょう

ホストと連絡を取り始めたら「どんな生活になるか」をきちんと聞いておきましょう。

私が聞く内容についてはこちら

※ホストのページに書かれている情報を読んだ上でそこに欠けている場合に限る

●ステイするのはちゃんとした家か(たまにテントとかもある)
●ホットシャワーを毎日浴びれるか(シャワーの時間が制限されていることもある)
●洗濯はできるか(洗濯機が壊れてることもある)
●ご飯はどんな物を提供されるか(そもそもご飯がついてないこともある)
●Wi-Fiは使えるか(田舎だと携帯電波がないことも多い)
●行く時期の仕事内容(ファームだと季節で変わる)
●働くのに必要な物

以上、大変長くなりましたが海外の居候紹介システムについてでした。

長期で旅をしているとどうしても旅疲れが出てきます。なので私はこうしたローカル居候生活を取り入れながら今後も旅を続けて行きたいな、と思っています。

始めは「休憩」程度にしか考えていませんでしたが、ローカル生活にすごい価値を感じているので、長期で時間が取れる方にはぜひオススメしたい!と思ってこの記事を書きました。

今後、また新たな海外ボランティア経験したらレポートしていきたいと思います。

では!!

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